週末は、息子が所属する少年野球チームのコーチをしている「とっきー」です。
4年生以下を担当としていますが、決して楽な立場ではありません。
人様のお子様をお預かりして野球を指導するということは、そう簡単なものではなく様々な視点で選手を見て、どうやったら選手が上達するのか、どうやったらボクの意図する言葉が伝わってくれるのかを意識しながら接しています。
自分の意見を伝えることというのは、大人対大人でも難しいものがありますが、小学生相手だとなおさら伝わらないものです。
野球チームだから野球の技術だけを伝えればいいのかといえば、そういうわけでもないし、逆にわざわざ遠回りをしてこそ伝わるものもあります（逆に遠回りしないと伝わらないかもしれません）。
指導者と選手という立場があるものの、せっかくご縁があって同じチームにいるわけだから、もちろん選手たちには素晴らしい野球選手になって長く野球をやってもらいたいと思っています。
そのためには何が必要か、それは野球大好き人間になってもらうことだと感じています。
精神論かもしれないけど、野球が大好きであれば、どんな練習量にも耐えることができるし、何しろ野球に対する向上心が違います。
もっとうまくなりたい！もっと試合で活躍したい！この気持ちが大事だと思うんですよね。
そのためにボクは指導者として何ができるかを考え、勉強をして毎週選手たちに接しています。
ここで負けたら、今の仲間とは野球ができなくなるという場面で戦っている高校野球は、勉強になるので何回でも見たいものです。
練習も大事だけど、勉強も、見学も大事
野球がうまくなるためには、もちろん練習が大事だと思っています。
しかし、ただ闇雲にバットを振ったり、ボールを投げたりするよりも、１球ずつ考えることが大事です。
・どうしたらより良いボールが投げられるか。
・どうしたら強い打球が打てるのか。
・どうしたら効率よくアウトがとれるのか。
・どうしたら得点できるのか。
・どうしたら試合に勝てるのか。
野球は、１プレーずつ考えることができるスポーツなので、事前準備がモノを言います。
色んな「どうしたら？」を考えることで、次のプレーに差が出ます。
ランナーをアウトにするのにはベースを踏むだけで良いのか、フライが上がったらどういう動き方をするのか、これを考えておくだけで随分とプレーに幅が生まれます。
そのために指導者であるボクが何をするのかといえば、指示を出すことでありますが、気をつけなければいけないのは、「選手は知っているはず」と思わないこと。
選手には思い切ってプレーして欲しいから、判断に迷うことは全てこちらから指示を出してあげたい。
選手が確信を持って思い切ってプレーした後のミスは、それを指示したボクの責任であります。
こんなことはわかっていなきゃ困るということほど、声を大にして伝えています。
確信を持ってプレーに望まないと、思い切ったプレーができないと思うんです。
そしてこういったことを小さい頃から頭に植え付けることで中学生、そして高校に上がったときに選手としての差が出ます。
勉学の頭の良さとはまた違い、野球をやる上での頭の良さというものがあり、実はここ、大事なんです。
だから、勉強が大事なんです！
練習中、試合中、きっとボクはたくさんのことを言いすぎて選手たちの頭に入っていないかもしれないけど、きっといつかわかってくれると信じて言い続けます。
少年野球の時のコーチが言っていたことはこういうことだったのかってね！
目標として、夢として、憧れの目で見るのも良い
みんな野球を始める時というのは、大谷選手のように150キロ以上のボールを投げたいし、大きいホームランを打ちたいという夢を持って始めると思うんです！
30年ほど前の当時のボクは、ジャイアンツの桑田投手のピッチングや、ライオンズの清原選手のホームランに憧れていたものです。
しかし、いざ自分がプレーをするとそんなにいいボールなんて投げられないし、ホームランなんて打てないんだよね。
そんな選手が試合で思いっきりボールを投げたり、ホームランを打とうとして大きいスイングなんかしたら、怒られちゃいます。
・ストライクを入れていけ（速いボールはいらないということ）
・内野の間を抜くことを考えなさい（ホームランなんて狙うなということ）
当然試合ではベンチからこんな指示が出ます。
ベンチはやっぱり勝ちたいからね。
だけど、ここでホームランを打つことを諦めてはいけませんよ。
チーム練習以外でホームランを打つ練習をコツコツとやっていけば、必ずいつかは打てるようになります。
今はホームランが打てないかもしれないけど、ホームランを打てそうな選手にはみんなが期待します。
ホームランを打ったら気持ちいいぞー！
ホームランは、試合の形勢を変える、流れを変える、そして試合を決める効果もあると思います。
あ、ボクはホームラン肯定派（少年野球の時は特に！）なのでガンガン振らせます！
逆にいえば、4年生以下は力いっぱいバットを振らないとボールが飛ばないからね！
ホームランを打ちたい気持ちが失せないためにも、ホームランが出そうな試合を見ることが大事です。
練習もいいけど、レベルの高い野球を見て勉強しましょう。
ボクも現役を離れてから何年も経過しているので、再び野球のお勉強です。選手たちの質問には全て答えたいからね。
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