野球をやる者にとって、当たり前のことと思われていることが実は知らなかったりすることがあります。
一概に野球のルールって多くの人が知っているようだけれど、実はそうでなかったりもします。
ボクも勉強した方ではあると思うけど、まだまだ知らないこともいっぱいあるし、現役を離れてから随分と時間が経っているもの。
一応、子どもたちに野球を指導するというポジションにいますけど、やっぱり嘘は教えちゃいけないと思うんですよ。
しかも教える相手は小学生。
小学生がわかる言葉で伝えるって難しいです。
三振ってなんだ?
一見、三振って当たり前の言葉だと思うけれど、いざ三振ってなんだって考えると、野球規則(要はルール)、アウトの定義のところでこうあります。
第三ストライクと宣告された投球を、キャッチャーが正規に捕球した場合。
ボクなりにちょっと解説をすると、カウントが2ストライクになったあと、ボールカウントが4ボールになるまでにストライクになった場合(第三ストライク)、三振になります。
難しい?
2ストライク、ボールなしの後にストライクになった場合、三振。
2ストライク、1ボールの後にストライクになった場合、三振。
2ストライク、2ボールの後にストライクになった場合、三振。
2ストライク、3ボールの後にストライクになった場合、三振。
この4パターンです。
ちなみに、ストライクとボールの順番はどうでもいいです。
なんか、こうして文字におこすと、実に野球のルールって難しい。
なかなか野球って難しいスポーツです。
そもそもストライクってなに?ってこともあるかもしれませんが、ここでは簡単に説明します。
・見逃したボールがストライクゾーンを通過したらストライク。
・バットを振ったけどボールに当たらず空振りになったらストライク。
・バットを振ったけどボールがフェアゾーンより外側に行ったらファールになるけど、このファールもストライクになります。
(ここ、難しい・・・。第一ストライク、第二ストライクまではファールを打つとカウント上はストライクになる。しかし、第二ストライクになってからはファールは何回打ってもストライクにならない。)
そう、野球はサッカーと違って何回ファールをしても良いスポーツなんです(バントは違うよ!)
(例外)
・2ストライクからバントをしてファールになったらストライクになりアウトになります(俗にいう3バント失敗)。
・第三ストライクをキャッチャーが正規に捕球できなかったら三振にはなりません(俗にいう振り逃げ)。
この例外が、これまた難しいんだよね。
3バント失敗、振り逃げ、ファールチップの時、ハーフスイング・・・。
野球っていっぱい例外があるスポーツなんです。
ルールは知っているのこしたことはない
いくらホームランを打てても、いくら速いボールを投げられても、ルールを知らなかったから恥ずかしい思いをします。
簡単なことだけど、こういう細かいことから知っていなきゃいけない。
だからこそ、いざという時に選手が恥ずかしい思いをしないように伝えなきゃいけないなと思うんです。
大人が知っていても、実際にプレーする選手が知らないと判断に時間がかかってしまうこともあるし、教えていなかったじゃ済まない場面も出てくる。
そして、のちに知っておいてよかったなって思ってくれればそれで良い。
今は必要ないことかもしれないけど、絶対に知っていた方が良いというのがルールです。
こういったことも伝えて行かなきゃなー。という独り言でした。