毎年4月。
まだ森に雪が残る頃、私たちSIRACAは、シラカバの木から樹液を採ります。
北海道では、春になるとシラカバの幹に傷をつけたり、穴を開けると樹液が流れ始めます。
SIRACAの商品に使っているのは、北海道蘭越町の森で採取したシラカバ樹液。
でも、採った樹液をそのまま化粧品のボトルに入れているわけではありません。
では、森で採れた樹液は、どうやって化粧水や美容液、クリームやシャンプーなどの商品になっていくのでしょうか。
今回は、その流れを少しだけご紹介します。
① まずは、森でシラカバ樹液を採る
SIRACAの商品づくりは、ここから始まります。
毎年4月、シラカバの樹液採取のための作業をします。
実際には3月から樹液が出てくるか調査をしています。
残雪の残る春、シラカバの幹にドリルで穴を開けると、木の中を流れている樹液が少しずつ出てきます。
この樹液が、SIRACAにとって大切な「森の恵み」です。
毎年、シラカバ樹液が採れる時期は限られています。
大体4月の2週間。
365日のうちのたった2週間。
だからこそ、採取できるこの時期を大切にしています。
② 採れた樹液を、商品づくりへ
北海道蘭越町の森で採れたシラカバ樹液。
ここから先は、商品として使えるように製造の工程へ進みます。
樹液は自然のものなので、いつも同じ日にち、いつも同じ量とは限りません。
降った雪の量、残ったいる雪の量、そしてその年の気候などによっても変化します。
だから、「森で採れたから、そのまま商品にできる」わけではありません。
商品として使うために、製造工程の中でしっかり管理していきます。
③ 樹液を、商品に合わせて使う
ここが、前回までの「なぜ、そう作ったのか。」シリーズにもつながるところです。
SIRACAには、
化粧水
美容液
ホワイトクリーム
ハンドクリーム
シャンプー
コンディショナー
ボディソープ
ボディクリーム
クラフトビール
など、いろいろな商品があります。
でも、すべての商品の同じ配合で樹液を入れているわけではありません。
化粧水や美容液、クリームなどは、シラカバ樹液をできるだけ多く楽しんでもらいたい。
一方で、シャンプーやボディソープなどは、洗い流すものだからこそ、商品の役割を考えてつくる。
前回のシリーズでもお話ししたように、
シラカバ樹液を何%入れたかだけでは、良い商品かどうかは決まりません。
その商品を使う人に、何を届けたいのか。
そこを考えながら商品にしていきます。
④ そして、ひとつの商品になる
蘭越町の森で採れたシラカバ樹液。
それが製造の工程を経て、化粧水になり、美容液になり、クリーム、シャンプーやコンディショナーになっていきます。
最初は森の中にあったものが、
誰かの毎日に使ってもらえる商品になる。
そう考えると、一本の化粧水、シャンプーを見る目も少し変わるかもしれません。
森から、商品へ。
SIRACAの商品をつくるために、私たちは毎年森に入ります。
森全体を見、
シラカバの木を見、
樹液を採り、
製造し、
商品にする。
そして、その商品を通して、森の恵みを届ける。
商品だけを見ると、森とのつながりは見えにくいかもしれません。
でも、その始まりには必ず北海道・蘭越町の森があります。
そして森が弱っていては、森の恵みをいただけなくなるから、森の整備もします。
(ここは別の機会で詳しくお話します)
森を育て、その恵みを届ける。
私たちが大切にしているのは、
単に「シラカバ樹液を使った商品をつくること」ではありません。
森を整備し、育てながら、その森からいただいた恵みを無駄なく、できるだけ多くの人に届けていくこと。
そして、商品を手に取った人が、
「この商品は、北海道の森から生まれたんだ」
と思ってもらえること。
それも、SIRACAが商品をつくる理由のひとつです。
森を育て、その恵みを届ける。
SIRACA
森から生まれたものを、暮らしの中へ。
あとがき
シラカバ樹液を採るのは、年に一度。
4月のたった2週間だけです。
だから、私たちにとって樹液を採ることは、毎年の大切な仕事であり、楽しみでもあります。
そして、その樹液が商品になり、森から遠く離れた場所で誰かに使ってもらえる。
そのつながりを、これからも大切にしていきたいと思っています。
