通常、というより何もしなかったらといった方が良いのか、シラカバの樹液は腐敗が早いです。
毎年4月に山に入って採取してくるシラカバ樹液ですが、採取してそのままにしておくと、3、4日ですぐに腐敗臭がしてきます。
なので私たちは採取してきたらすぐに加熱殺菌をします。
採ってきてすぐにこれをやるのとやらないのとでは大違い。
1回殺菌をすると、2、3日しか持たなかったのが1週間くらい持ちます。
それでも1年分のシラカバ樹液をたった1週間ほどで採取している今、1週間ではどうしようもないので、1度殺菌したものを冷凍にして保存しています。
冷凍したらもう大丈夫。
1年ないし、2年持った経験があります。
ほんとシラカバ樹液って繊細。
そして使うときに使う分だけを解凍し、清涼飲料水に加工してもらうのです。
ボトリングがまた大変。
清涼飲料水として販売しているシラカバ樹液は、清涼飲料水製造規格を満たしている工場でなければボトリングしてはいけない。
要するに人が口にするものだから、法律に基づいた衛生的な工場で製造しなければいけないということです。
その項目がこれまた多岐にわたるので弊社みたいな小さな会社ではそんな工場を建てることができないのが現状です。
本当は自分たちが山に入って手作業で採取するシラカバ樹液、最後のボトリングまでやりたいものですが、こればっかりは仕方ないです。
協力してくれる会社さんにお願いしてシラカバ樹液をボトリングしていただいています。
本当に感謝しかありません。
シラカバ樹液がこのようにボトルになるまでには、このような過程を辿っています。
しかし、新たにボトリングをするくらいなので、今年はシラカバ樹液が好評をいただいております。
そのままのむのもよし!
コーヒーを淹れてもよし!
しゃぶしゃぶにしてもよし!
焼酎やウイスキーを割ってもよし!
楽しい北海道樹液ライフを満喫してください!