長野の標高の高い地域や東北地方、そして多くは北海道に生息しているシラカバの木。
冷涼な気候を好み、暑さを苦手としますので、地域的にも東北地方や北海道に多く存在します。
逆に真冬の厳しい寒さにも耐えることができるために、マイナス20度にもなる北海道の冬を越すことができます。
厳しい寒さをじっと耐え、少しずつ寒さが緩むと夏の芽吹きのための準備を始めます。
時期にして3月下旬から4月下旬。
真冬に降り積もった雪が1メートルにも2メートルにもなったりするのが北海道の山です。
この時期になると寒さが緩み少しずつ降り積もった雪が溶け始めるめ、雪水が流れています。
雪水が流れ始めるとシラカバの木は根っこからその水分と養分を吸い上げ、枝先まだ届け始めます。
根っこから吸い上げた水分が枝先まで送り届ける途中、水分が通る導管という管には水分がパンパンに詰まっている状態になり、木の中はとても水分で満たされる。
なのでこの時期シラカバの木を伐採するととても水分を多く含んでいるので重たいです。
逆にこの時期、シラカバの幹に穴を開けると出てくるのが樹液であります。
ポタポタと垂れてくるシラカバの樹液は、平均的に1本の木から約２４時間で4リットルほど。
たくさん滲み出てくる木では１０リットルほど出てくる木もあるし、時には２０リットルほど出る木もあります。
もちろんこの樹液は本来、木の成長のためにあるのであって決して人間のためにあるものではない。
私たちがほんの少しだけおすそ分けしていただいている貴重なもの。
口に含むと利尿と整腸に、そしてお肌に使うと保湿と美白に。
シラカバの木の成長のための樹液はSIRACAのお客様に喜んでいただいているため、私たちは毎年採取しに山に入ります。
時に崖を超えたり、川を超えたり、とても楽な作業ではありませんが、皆さんに喜んでもらうために樹液を採取します。
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