北海道では平地でも生息することから、街路樹になっていたり、公園にも生息しているシラカバの木。
樹木としての成長が早く10年や20年で立派な背格好になりますが、決して最近の木というものでもありません。
毎年寒さの厳しい冬を過ごし、少しずつ暖かくなり始める春になると約3週間だけ、シラカバの木に傷をつけると吹き出てくる樹液は「タッニ・ワッカ」としてアイヌの時代から親しまれてきました。
シラカバの樹液は、アイヌの時代にも使われていたのです。
そんなシラカバの樹液は、アイヌの歴史や文化を学べる施設として北海道白老町につくられたウポポイ(民族共生象徴空間)でもお世話になっています。
嬉しいことにSIRACAのシラカバ樹液がウポポイ内の焚火ダイニング・カフェ ハルランナさんで使われています。
何にシラカバ樹液が使われているのかというと、コース料理のデザートと、パンケーキにです!
まずはコース料理のデザート!
ムースとキャラメルのアイスクリームの上にある泡状になっているは、なんとシラカバ樹液を泡だてたものになります。
(季節に伴い、メニューは変わって行くようです。)
この泡に塩味がついていて、キャラメルに合わせると絶妙な味わいになって美味しいです。
お次はパンケーキに!
見るからに美味しそうなパンケーキですが、これでスイーツとしての完成形ではありません。
パンケーキにかけるフルーツソースを自分で作るのです。
フルーツとシラカバ樹液が別々に出てきますが、まずはブルーベリーとイチゴをすりつぶします。
ある程度すりつぶしたところでシラカバ樹液を投入。
フルーツをすりつぶしたものだけをパンケーキにかけるとドロドロしていて馴染みにくいので、そこにシラカバ樹液を合わせることでパンケーキに馴染みやすしたのだそうです。
これでパンケーキの完成!
ちなみにこちらのパンケーキは北海道知事も食したようですよ!
ハルランナさんは、有料エリア外にありますのでチケットを購入せずとも食事ができますので白老町に訪れた際にはぜひお立ち寄りを!