いつか、この期間があって良かったねと笑って話せる時がくるようにできることとは?

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私、こう見えても少年野球のコーチをやっています。

野球指導者講習会なんかにも参加し、野球を学び、そして小学生の選手が野球を通じて今後の人生を豊かにしてもらいたいと思って選手たちと日々接しています。

一応コーチなもんで指導者とよばれますが、本当はコーチって言ってほしくないんだな。

少年野球においてコーチっていうと、監督の次に絶対的な存在な雰囲気があるかもしれないけど、そうじゃいけないと思う。

少年野球は誰のためであるのかを考えた時、それは指導者でもなく親でもなく、選手でなければいけない。

ここはブレちゃいけない。

選手が日頃の成果をグラウンドで気持ちよく発揮できるように助言したり、より良いプレーができるように考えてもらうようなことを言ったり、時に選手の相談に乗ったりすることに努めたいものです。

長年野球をやっていると、選手の将来性を考えずに目の前の「勝ち」に執着したりといったことが多々ありますが、選手のことを考えるとその「勝ち」は本当に追い求めるべきかどうか考えるときがあります。

もちろん試合前は選手が試合で活躍できるように全力を注ぎますがね。

そのために選手の体調を確認したり、アップの動きを見たりといったことがものすごい重要になってくるわけです。

例年、3月も中旬ともなるとシーズンインに向けて数試合こなし、いよいよ野球シーズンが始まるなといった感じです。

ただ今年はちょっと様子が違います。

シーズン前に3週間も休んでいます。

今は単純に選手たちに普通に野球をやらせてあげたい。

例年通りのスケジュールで野球をやらせてあげたい。

こういった気持ちが強いですね。

せっかく野球に興味を持ってくれた選手たちだから思い切って、のびのび野球ができる環境を整えてあげたいものです。

もう3週間も練習がありませんが、みんな元気かな?

無理して自主練習をする必要はないけれど、この休み期間を有意義に使ってほしい。

本当は外野や内野じゃなくてピッチャーをやりたいと思っていればピッチャーの練習をすれば良い。

本当はホームランをかっ飛ばしたいと思うなら、遠くにボールを飛ばせるようにバットをたくさん振れば良い。

体重を増やしたいというなら、ランニングを抑えてたくさんの栄養をとって体重増加に努めたら良い。

考えようによっては、自分がどんな選手になりたいのかを考え、それに向かって励むことができるチャンスであります。

全国的な自粛期間を終え、いざチーム練習が再開した時、この期間があってよかったねと思えるような時間を過ごしてほしいと思います。