20年間ありがとう、ボクは愚直に守備にこだわり続けた飯山選手の背中を見ていました。

SIRACA BLOG

とりわけすごいすごいヒットを打つバッターというわけではない。

とりわけものすごいホームランを打つというわけではない。

とりわけ足が速いというわけではない。

かつピッチャーでもない。

しかも、毎試合レギュラーとして試合に出ているわけではない。

そういう選手が20年もプロ生活を続けるってハンパないですよね。

守備にこだわり続けた選手だから監督たちは必要としていたなんですよね。

 

 

 

昨日の引退試合でも

やっぱり先発出場ではなく途中出場。

良いのか悪いのかはわからないけど、これが飯山選手に似合っている。

なんかごめんなさい。

でもね、試合を勝ちに行く時に守備固めとして出ることってプレッシャーがハンパないよね。

よっぽど守備がうまくなきゃ勤まらない。

監督がこの選手にならこの場面での守備を任せられるっていう安心感を与えている存在。

今のプロ野球12球団に何人いるだろうか。

言い方は悪いかもしれないけど、レギュラーとして出ているわけではなくて控え選手なのに20年間も現役を続けるって本当にすごいと思う。

これまでファイターズの監督も何人も変わってきたけど、どの監督にも必要性を認められていたってことだからね。

 

 

感動のセレモニー

飯山選手が言っていました。

「内野手としての大先輩、田中幸雄さん、金子誠さんを勝手に追いかけて目標として背中を追っかけて、そして勝手にライバル視してきた。

20年間やったけど、到底超えることのできなかった高い壁だった。

完敗です。」

ボクも野球人として、この言葉にグッときました。

野手であればホームランをいっぱい打つことを目指したり、たくさんのヒットを積み上げることに努力したりするところ。

まずは守備ができて当たり前、打撃はそれからという考え。

きっとこの気持ちが20年間続けてきた努力ですよね。

打撃には波があるけど、守備には波はない。

努力さえすれば守備は上手くなる。

そして努力を怠れば大事な時にエラーしちゃうんだよね。

だから、どんなにすごいバッターでも守備の練習ってするじゃん。

ひたすら守備に尽くした野球人生かもしれないけど、それを愚直に続けることが素晴らしい。

長年やり続けるって改めて大事だなって思いました。

 

 

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